陝西省 西安市 2014.08
【概要】陝西省の省都であり、かつて長安と呼ばれていた古都。紀元前11世紀から紀元後10世紀ま での約2000年間、秦・漢・隋・唐など中国歴代王朝の都として繁栄してきた。シルクロードの起点としても有名で、絹やお茶、陶磁器などが中国から中央アジア、ヨーロッパ へ運ばれた。 現在は巨大な工業地帯として発展しており、外国人も多い。世界遺産である秦兵馬俑など 歴史遺産も多く観光客に人気の都市である。
秦兵馬俑博物館
「20世紀最大の発見」といわれる兵馬俑は、1974年に農夫が井戸掘りの作業中偶然発見された。秦の始皇帝(紀元前246~210)の陵墓より東へ1.5kmに位置し、約2200年前始皇帝を永遠に守るために副葬されたもの。 秦始皇(紀元前259年—前210年)は中国を統一した最初の封建皇帝であり、彼の陵墓は西安市臨潼区の東6キロメトールに位置する。
陕西歴史博物館
秦始皇帝陵・唐代の帝王陵にまつわるお墓からの出土品(兵馬俑・銅車馬に続く)や、前漢に始まる本格的な生活品の陶器など(唐三彩は一応は東都洛陽産)、展示品の質・量ともに中国国内有数の所蔵を誇る。唐代伝来の壁画の人物像・楽器・瑠璃・ガラス製品などの宮廷用品にシルクロードの終点を見ることも。大雁塔・小雁塔・碑林とならぶ西安市内観光のトップスポット。
大雁塔
652年に唐の高僧玄奘三蔵がインドから持ち帰った経典や仏像などを保存するために、高宗に申し出て建立した塔。名前は、菩薩の化身として雁の群れから地上に落ちて死んだ1羽を、塔を建てて埋葬したことに由来する。高さは7層64mで現在は、西安市の東南郊外にある大慈恩寺の境内に建っている。
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